神奈川県理学療法士会50周年記念誌
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―153―会会員のニーズや時代背景に沿って発展的に継続している。また、神奈川県スポーツ協会からの依頼を受け、同協会スポーツ医科学委員会トレーナー部会部会員として本会会員を推薦し、組織間の連携体制を強化に貢献している。神奈川県サッカー協会からの依頼では、各種大会への本会会員派遣を2年間実施した。そして、横浜市スポーツ協会の事業であるYOKOHAMAビーチスポーツフェスタと横浜マラソンには本会会員を派遣し、イベント参加者への支援を行なった。近年では、本会会員に対する派遣依頼が増加するとともに、スポーツ理学療法サービスの提供に高い質が求められている。そのため、スポーツ理学療法人材育成事業を新たに立ち上げ、本会における人材育成のモデル事業として位置付けて遂行している。ている。基礎研修の受講後は応用研修として、スポーツ専門医療機関やスポーツ現場での研修に進む構成となっている。基礎研修、応用研修ともに受講いただいた方に、本会のスポーツ理学療法人材としてご登録いただき、スポーツイベントへの派遣、スポーツ理学療法関連事業の紹介などを行う計画である。2022年の本会組織再編でスポーツ局が設置される。スポーツ支援部は新たに「競技スポーツ支援2006年〜2021年2006年〜2021年2006年〜2021年2010年〜2011年2013年〜2021年2014年〜2021年2020年〜2021年スポーツ支援部・組織体制スポーツ支援部は、2007年まではスポーツケアサポート委員会として事業を行い、2008年より社会局に「スポーツ支援・健康増進部」が新設された。初代部長として渡辺裕之氏(北里大学)が任命され、2013年からは松本直也氏(東戸塚記念病院)が引き継ぎ、2014年に部の名称が「スポーツ支援部」に変更となった。現在は2020年より部長となった加賀谷善教氏(昭和大学)の元、14名の部員が中心となり事業を行なっている。・スポーツ支援部の事業スポーツ支援部の事業と実施年度を以下の表に示す。神奈川県高校野球大会支援事業は当初、夏の選手権大会のみだったが、現在は春と秋の大会にも支援を拡大した。スポーツ理学療法講習会は実技講習会の実施やWEB講習会の導入など、本神奈川県高校野球大会支援事業スポーツ理学療法講習会神奈川県スポーツ協会連携連携(トレーナー部会員推薦)神奈川県サッカー協会連携事業YOKOHAMAビーチスポーツフェスタ支援事業横浜マラソン支援事業スポーツ理学療法人材育成事業・今後の展望2020年から開始したスポーツ理学療法人材育成事業はスポーツ理学療法において活躍できる人材の育成を目的としている。本事業は座学や演習を行う基礎研修とスポーツ専門医療機関やスポーツ現場での見学や実習を中心とした応用研修で構成される。基礎研修のプログラムはスポーツ理学療法の基本的な内容を幅広く含み、講師はスポーツ理学療法の最前線で活躍される本会会員が担当し事業名昭和大学保健医療学部  スポーツ支援部長 加賀谷 善 教実施年度

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