―155―検討を経て、関東身体障害者陸上競技大会の視察を行った。その経験を踏まえ、2013年から障害者スポーツ大会(車いすバスケットボール大会)の支援を開始した。2014年から川崎市障害者スポーツ大会支援事業、2015年から横浜市障害者スポーツ大会支援事業を始め、2019年にはかながわパラスポーツフェスタ支援事業を実施している。そして、これらの支援事業の質の向上や障害者スポーツの普及を目的とした、障害者スポーツ理学療法講習会を2015年から現在まで継続している。また、日本障害者スポーツ協会が主催するJ-STARプロジェクト(パラリンピックなど世界レベルの競技大会で輝く未来のトップアスリートを発掘するプロジェクト)にも会員派遣を行なった。習会を開催し、パラリンピックやパラトップアスリートに関する情報提供を行った。本大会では12名の本会会員が大会の選手村ポリクリニックや各競技会場で活躍した。大会後のレガシーとして、パラアスリート支援も事業の柱に加え、各事業を担う人材育成も含めた会員への還元を図っていきたい。2019年2011年〜2012年2013年〜2014年2014年〜2021年2015年〜2018年2015年〜2021年2018年〜2021年スポーツ支援部・組織体制2011年から社会局の「スポーツ支援・健康増進部」内で活動が開始され、2014年に「障害者スポーツ支援係」が新設され、初代係長として森田(旧姓:辻)融枝氏(神奈川リハビリテーション病院)が任命された。2015年からは駒場佳世子氏(横浜市立脳血管・神経脊椎センター)が係長となり、現在は7名の係員と共に事業を行なっている。・障害者スポーツ支援係の事業障害者スポーツ支援係の事業と実施年度を以下の表に示す。障害者スポーツに対する本会の関わりについては、スポーツ支援・健康増進部内での関東身体障害者陸上競技大会視察車椅子バスケットボール大会支援事業川崎市障害者スポーツ大会支援事業横浜市障害者スポーツ大会支援事業障害者スポーツ理学療法講習会J-STARプロジェクトかながわパラスポーツフェスタ支援事業・今後の展望本会では障害者スポーツに関わる理学療法士のニーズを調査し、その普及活動と各種障害者スポーツ大会における支援活動を実施してきた。東京パラリンピック競技大会の開催が決まり、本会会員のパラアスリートへの対応も課題となってきた。係としては、J-STARプロジェクトに本会会員を派遣すると共に、障害者スポーツ理学療法講事業名横浜市立脳血管・神経脊椎センター 障害者スポーツ支援係長 駒 場 佳世子実施年度障害者スポーツ支援係
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