―1― 公益社団法人神奈川県理学療法士会法人設立25周年・本会創立50周年を迎えるにあたり、本会を代表いたしまして、一言感謝の意とご挨拶を述べさせていただきます。 本会の原点は、1970年1月15日に遡ります。その日に開催された第1回日本理学療法士協会神奈川士会設立総会で、本会は産声をあげました。任意団体として、会員数62名でスタートした本会も、令和3年の秋には会員数が6,000名を超えました。私が国立療養所箱根病院附属リハビリテーション学院で勉強をしていた昭和63年に、日本理学療法士協会の会員数が約6,000名になりましたので、本会が当時の日本理学療法士協会の会員数とほぼ同じ人数で構成されるほど、大きな組織に成長したことになります。このような大きな組織に成長させていただいたのは、関係諸団体の皆さまのお力添えの賜物と、心より感謝申し上げます。 任意団体でスタートした本会も、平成8年に神奈川県より社団法人神奈川県理学療法士会として設立認可をいただきました。その後、県民に対する各種事業などを展開してきたことをお認めいただき、平成25年に公益社団法人神奈川県理学療法士会へと移行いたしました。公益社団法人として、理学療法士の活動だけでなく、神奈川県をはじめ各市区町村からの委員派遣依頼や、大規模災害発生時のサポートチーム、神奈川県災害派遣福祉チーム(神奈川DWAT)の加盟団体にもなり、県民の保健医療福祉に様々な側面から関わらせていただけるようになりました。また、県内を二次医療圏に合わせてブロック化し、各ブロックに代表者としてブロック長、災害対策エリアコーディネーター、担当理事を配置し、すべてのブロックとまでは言えませんが、行政と関係を密にして、人員派遣等ができるような体制で活動ができるようになりました。 50年をかけて本会が発展できたのは 本会の発展にご尽力いただいた初代会長の若月先生をはじめ、谷島先生、大内先生、村井先生、井上先生、神内先生、秋田先生、林先生、佐藤先生の歴代9名の会長に引き継がれてきた強いリーダーシップと、本務多忙の中、歴代の会長を支え、ほぼ手弁当で本会の活動を支えてきていただいた役員、委員、会員の皆さまの公私いとわぬご苦労の賜物であります。また、本会の活動を信頼していただき、支持していただいた関係諸機関、関係諸団体の皆さまにも、心から感謝申し上げます。 本会が、今後も県民から信頼され、県民、国民の保健医療福祉に寄与できる法人として精一杯努力してまいります。関係諸団体の皆さまからのご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いをいたしまして、記念のご挨拶とさせていただきます。 巻頭言公益社団法人神奈川県理学療法士会会長 內 田 賢 一法人設立25周年・本会創立50周年を迎えて
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