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理学療法士会について

会長ご挨拶

会長就任にあたり

 第44回定時総会直後に開催された第3回理事会(令和5年6月25日開催)において、本会会長に再任いたしました、神奈川県立保健福祉大学の内田賢一と申します。歴史と伝統ある本会会長を再度任せていただけることになり、大変光栄であると同時に、身の引き締まる思いです。会長再任に際しまして、この場をお借りしてご挨拶申し上げます。
 昨今、理学療法士を取り巻く環境は大きく変化してきました。活動領域は医療分野だけでなく、地域支援や産業保健、スポーツ、学校保健、さらには自然災害が発生した際の県民への災害支援活動など多岐にわたるようになり、行政からの理学療法士派遣依頼も年々増加してきています。
 本年4月から5年間にわたり厚生労働省が展開する第14次労働災害防止計画では、労働に起因する転倒・腰痛予防が大きな柱となっており、これを受けて本会は、令和5年3月27日に神奈川産業保健総合支援センターと全国で初めて会員派遣に関する協定を締結いたしました。これから本会会員は、本事業を通じて保険外での理学療法サービスを、県内各企業にお勤めになっている方々を対象に展開してまいります。2年前の会長就任時は、県内の隅々まで理学療法を提供できる体制を構築することが重要だと申し上げましたが、本事業を通じて医療・介護だけでなく産業領域でも県内隅々まで理学療法を提供してまいります。
 第44回定時総会において、本会の理事は15名から20名となり、半数にあたる10名が新任理事となりました。30歳代の若い理事も多く誕生しましたので、本会の活動に若い会員が参加してくれることを望みます。そして、今まで以上に透明性のある開かれた職能団体を目指し、社会と会員に対して本会の存在意義を明確にし、強い信念と情熱をもって、会長としての責務を果たしていく所存です。
 これから本会は、会員の技術と知識を今まで以上に社会へ還元するとともに、会員の会費収入だけに頼らない、収益事業にも力を入れて活動をしてまいります。ひいては、年会費の減額にもつながり、全国47都道府県士会の中でもっとも年会費が安い神奈川県理学療法士会を目指します。全国から、なんか神奈川県士会は楽しそうだなぁ、と言われるように、今まで以上に本会を盛り上げていきたいと思います。これからも、本会へのご支援とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。


公益社団法人
神奈川県理学療法士会
会長  內田 賢一

 

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