第2回理事会(令和3年6月20日開催)において、本会の会長を拝命いたしました、神奈川県立保健福祉大学の内田賢一と申します。歴史と伝統のある本会の会長に就任し、大変光栄であると同時に、身の引き締まる思いです。これまで本会に関わってこられました会員の皆さま、諸先輩方、そして関係機関の皆さまからのご支援の賜物と感謝申し上げます。
昨今、理学療法士を取り巻く環境は大きく変化してきました。活動領域は医療分野だけでなく、地域支援や産業保健、スポーツ、学校保健、さらには自然災害が発生した際の県民への災害支援活動など多岐にわたるようになり、行政からの理学療法士の派遣依頼も年々増加してきています。神奈川県民の皆さまが、いつでも笑顔で、そしてその人らしく生活できるようにするためには、理学療法士の役割を広くご理解いただくとともに、これらの依頼に対して即応できる会員の育成と、県内の隅々まで理学療法を提供できる体制を構築することが重要です。
また、本会には毎年400名前後の新人理学療法士が入会しており、会員数が6千名に迫る大所帯となりました。若い会員がとても多いことより、本会に入会することのメリットを明確にしなければ、本会のより発展的な成長はあり得ません。これからは、若い会員の意見に耳を傾け、理学療法に対する熱い思いを取り入れ、本会の活動にも若い会員が参加してくれる組織作りを進めていくことが重要です。そのためには、透明性のある開かれた職能団体を目指し、社会と会員に対する本会の存在意義を明確にすることが求められます。強い信念と情熱をもって、会長としての責務を果たしていく所存です。
最後に、若い会員の本会活動への参加は大歓迎いたします。ほんの少しだけでも構いません。一緒に活動をして、神奈川県士会は楽しそうだなぁと全国の理学療法士から言われるように、本会を盛り上げていこうではありませんか。これからも、本会へのご支援とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
公益社団法人
神奈川県理学療法士会
会長 内田 賢一
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